お菓子作りでは何かと必要になる生クリームですが、混ぜても混ぜても泡立たない時ってありますよね。
「お菓子作りの序盤から失敗?!固まらない時はどうしたらよいのー?」なんて焦ってしまうこともしばしば。
ピンと角が立つ生クリームが理想ですが、泡立たない原因は何なのでしょうか?
また、生クリームが泡立たない時の対処法はどうしたらよいのでしょうか?
今回は生クリームが泡立たない理由と固まらない時の対処法についてお伝えしていきます。
生クリームが泡立たない理由として3つ紹介していきます。
生クリームを泡立てるときの室温や湿度を気にしていますか?
生クリームはそれらの影響を受けやすく、室温が高いと泡立ててもうまく固まらないことがあります。
泡立てる準備としては、クリームは冷蔵庫でしっかり冷やすことと、室温を下げておくことが大事です。
適温=3~6度
前日からクリームを冷やしておくとすぐ泡立つ
生クリームの賞味期限は短くて、1週間で切れてしまいます。
ホイップ用で購入しているのであれば、1か月は持つんですね。
1か月持つからといって、開封してそのままにしていて、いざ使おうとするとなかなか泡立たないんです。
泡立てる場合、開封日してから3~5日が目安とされています。
もちろん、状態によっては2日でダメなものもありますので、開封後はできるだけ使いきることが大事です。
泡立てる生クリームは未開封がおすすめ
電動泡だて器ではなく、手動で泡立てる場合はスピードが命。
ダラダラ遅いとしっかりと泡立ちません。
時間がかかると、どうしてもクリームの温度が上がってしまいますので、余計に泡立たなくなるんですね。
冷蔵庫から出したクリームは、出来るだけ早く泡立てましょう。
手動=平均3分
電動=平均1分
この3つを守るだけで、復活する可能性は十分にあります。
いつもと同じようにしているのに、どうしても泡立たないと困っているなら他の方法を試してみましょう。
生クリームがどうしても泡立たないという人には、「柑橘系の汁か酢」を入れてみてください。
これは、生クリームの油分とレモン等の酸が反応してより早く固まる性質を利用しています。
あまり入れすぎると味に影響がでますので、少量がポイントです。
200㏄の生クリーム=4滴の汁
入れすぎると、逆に分離する
酢や柑橘系の汁がない・もしくは、抵抗があるという人には「ジャム」もおすすめ。
これは、ジャムにあるペクチンというゲル化剤が、生クリームを固めようとする働きをするのでより早く、泡立てることができます。
しかしこれも入れすぎに注意してください。
苺ジャムだと、ほんのり赤い色になってしまいますが、それも可愛いですよね。
200㏄の生クリーム=大さじ2のジャム
生クリームの温度が上がっていると思ったら、冷蔵庫で少し冷やすといいです。
また、生クリームの入ったボウルを冷水で冷やしながら行うのもおすすめ。
どうしても室温が高いときには、温度調節を工夫して泡立ててみましょう。
それでも、泡立たない・もったりしていて諦めモード…ってなってしまった場合、捨てるのってもったいないですよね。
そこで、再利用方法になにかないか調べてみました。
パウンドケーキやブラウニーなどにも、再利用ができます。
もちろん普通のパン作りにも!
粉もんに牛乳を混ぜるものは、牛乳の代わりに生クリームが使え、味わいも濃厚で美味しく仕上がりますよ。
コーヒーにミルクを入れて飲む人は、代わりに入れてみるとふんわり混ざって美味しくいただけます。
コーヒーゼリーにも合うので、苦みにほどよい甘さがプラスされて美味しく食べれますよ!
普段ブラックが好きな人でも、トライしてみてくださいね。
お菓子作りに失敗したままで嫌な人は、お菓子作りで消費しましょう!
アイスクリームなどの原材料として利用可能です。
生クリームを入れることによって、よりコクが加わって美味しいんだとか。
私は、アイスクリームを作ったことがないのでどんなものか分かりませんが…
調べてみたら、牛乳・生クリーム・卵黄・砂糖を混ぜて凍らすだけでできちゃうんですね!
(すごいざっくりですが、思ったより簡単なことに驚きました!)
今回のもったりした生クリームの場合、砂糖・バニラエッセンスを加えて冷凍庫に入れておくとアイスクリームが出来上がるようです!
余った生クリームを使って、私も作ってみたくなりました(笑)
以上のことが分かりました。
普段からお菓子作りしていない人には、いざ生クリームが泡立たない時焦りますし、残念な気持ちになりますよね。
そうならないためにも、豆知識として覚えておくといいかも^^