お菓子作りや料理にも利用できるメレンゲ。
卵白と砂糖を加えて、泡立てるだけでできますよね。
しかし、これが結構重労働。
全然、泡立たない!!なんてこともあります。
そこで今回は、メレンゲが泡立たない原因と、コツを紹介していきます。
メレンゲが泡立たない原因はなんなのか?
「水滴がついていると、泡立たない」ことはよく聞きますよね。
他に何の原因があるのか、調べてみました。
最初に注意すべきは、器具などについている油分です。
器具は、しっかり洗ったあと水分をふき取ることが重要。
しかし、油分が入っていたからと言って泡立たないことはないんです。
では、なぜ注意されているのか?
これは、キメの細かさがなくなる・泡立ちにくくなるということ。
普通のメレンゲは、ボウルを逆さにしてもしっかりくっついているのに対して、油分があるメレンゲは、落ちてしまいます。
料理やお菓子に、混ぜ込むであれば気になりませんが、油分はしっかりふき取っておくことがベター。
次に、卵白に卵黄が入ってしまうと泡立ちにくいです。
卵黄に油分が含まれている為と言われています。
上記で説明したとおり、泡立たないわけではなく、泡立ちにくいということ。
泡立っても、キメが粗い状態で出来上がります。
卵を割って、卵白と卵黄をキレイに分けるのがキメの細かいメレンゲを作るコツにつながります。
メレンゲの泡立て時間は、平均3分です。
卵白1個に対してのタイムですので、2個になると6分、3個で8分くらいが目安になります。
生クリームをホイップする時と同じような感覚ですが、泡立てる時間が長いと、キメもなくなり泡立ちにくくなります。
キメの細かい、ツノの立つメレンゲ作りを身につけるには、どうしたらよいのか?
そのコツを4つ紹介します。
まず大事なのは、スピーディに混ぜる事。
時間がたつにつれ、キメがなくなって泡立ちにくくなってしまいます。
卵白1個に対して3分を目安に頑張って混ぜて下さい!
生クリームのホイップと同じで、卵白はしっかり冷やしたものを使いましょう。
または、ボウルを氷水で冷やしながら行うのも一つの手です。
だんだん温度が高くなると、泡立ちにくくなってキメもなくなってきます。
砂糖を入れるタイミングもとっても大事です。
初めから入れるより、卵白が全体的に白っぽくなってから、1回目の砂糖を加えるのがポイント。
2回目に、大きな泡状がなくなり、クリーム状に近くなったら加えます。
このように、2,3回に分けて砂糖を加えると、キレイなメレンゲが作れますよ^^
砂糖に含まれている成分は、卵白を固まらすのを抑える働きをします、そのため、最初に入れてしまうと泡立ちにくくなってしまうのです。
砂糖を入れるのは、卵白を固まらせないために必要、塩は逆に卵白のコシや泡立ちをよくするために使います。
砂糖との反対の性質ですので、卵白を泡立てる一番最初に加えるのがポイント。
少量で大丈夫ですので、あまり入れえすぎないように注意してくださいね。
これらの対策をしても、メレンゲが泡立たなかった場合、やり直すのって面倒ですよね~
そこで、復活方法を紹介します。
卵白のアルカリ性に、レモンや柑橘系の汁、もしくは酢などの酸性を加える事で、メレンゲの泡が安定し復活します。
ここで注意しておく点は、入れすぎるとまたキメの粗い泡になってしまうということ。
あくまで、少量だけ加えることを覚えておいてくださいね!
いくら頑張っても結局、泡立たなかった場合は諦めましょう…
しかし、捨ててしまうのはもったいないですので、他に活用する方法はないか調べてみました。
卵白の活用といえば、ラングドシャ。
失敗した卵白に、薄力粉を入れて混ぜ合わせます。
あとは、絞り器がスプーンで丸くシートに並べていき、オーブンで焼いたら出来あがりです。
紅茶やチョコなど、アレンジも可能で簡単なので、失敗したメレンゲの再利用しましょう。
こちらも、おやつの主人公にピッタリなパンケーキ。
失敗したメレンゲに、ホットケーキミックスと牛乳を混ぜます。
混ぜすぎないように均一にしたら、フライパンで焼いてできあがりです。
ホットケーキミックスだけでもできてしまうのですが、これにメレンゲを加えることによって、ふわふわなパンケーキを味わえます^^
砂糖を入れる前だったら、「スフレオムレツ」というおかずにもなります!
失敗したメレンゲと、別で混ぜた卵黄をさっくりと混ぜ合わせ、バターを熱したフライパンに生地を流し込みます。
ほどよく火が通ったら、半分におって完成。
通常のオムレツにはない、しっとりふわふわ感の増した食感です。
卵白って、意外と余っちゃうんですよね。
でも、捨てるの勿体なくて冷蔵庫に置きがちですが、キレイなメレンゲを作るには、新鮮さもかかせないですので、思いたったら行動です!
次は、失敗しない!という気持ちで、お菓子作りにチャレンジしてみて下さいね。